薬にも特許があります

特許とは発明をした会社や人に対して国がある独占権を認めることで、医薬品の場合はある一定期間中のみ特許が与えられます。

これは「もの」としての製品のほとんどに与えられる権利で医薬品にも存在します。

初めて世にでる「新薬」には莫大な費用が発生します。

短期間に開発できるものでもなく、何十年という期間も必要となります。

この期間と費用を賄うためでもある医薬品の特許は4種類が主となっておりますが、一番重要視されるのが開発した成分に対する「物質特許」です。

日本では昭和51年の法改正により認められるようになった物質特許の特許期間は20年となっており、特許出願から20年間の間独占的に販売を行うことができるのですが、新薬の開発途中で物質特許を出願するため、新薬を発売してからの期間は10年ほどとなってしまいます。

その後、特許が満了し、後に他の製薬会社などから同じ成分、同じ容量で発売されるのがジェネリック医薬品となります。

ジェネリック医薬品は元の医薬品を開発した、製薬会社が研究を念入りに済ませている為、開発費コストがかかりません。

そのため新薬より薬剤が安いのが一番の特長です。

バイアグラの場合、1990年代後半に認可され、2013年に物質特許が満了されました、およそ14年の独占権利があったのですが、2014年からは他の特許も満了になったことで日本製バイアグラジェネリックが多数製造・販売されることとなりました。

その他日本で認可されているED治療薬のレビトラとシアリスは未だ特許が満了となっていないため日本製のレビトラジェネリック、シアリスジェネリックは存在しておりません。

海外では日本と特許が違う国もあります

日本では昭和51年に物質特許が認められましたが、その物質特許が2005年まで認められなかった国があります。

それがジェネリック大国と呼ばれる「インド」です。

インドの法律では2005年まで物質特許が認められていなかったため、違う製法で医薬品を製造するという事さえ守れば、同じ成分を使っても製造、販売を行うことができました。

2005年以降も2005年以前に発売された医薬品に対しても「使用料」なるものを支払うことで製造販売することが可能となっているため、日本では特許が残っている医薬品もインドではすでにジェネリック医薬品なるものが存在し製造販売が続いております。

日本製バイアグラジェネリック

日本で認可されているEDジェネリックはバイアグラジェネリックだけとなります。

すでの数10社が製造販売しており、いろいろと特長のあるものがあります。

日本製バイアグラジェネリックとして初めて登場した東和薬品のバイアグラジェネリックは水なしで服用できる「OD錠」となっており、ラムネのように服用できるのが特徴です。

薬剤に味もありレモン味とコーヒー味とありさらに服用しやすくなっております。

また、2016年登場の新しいバイアグラジェネリックではバイアグラを製造するファイザーが「ODフィルム」を発売しました。

ODフィルムは名刺の半分ほどのサイズで水なしで溶けるフィルムとなっており、携帯性に便利であると同時にバイアグラを服用しているとは全く分からない男心をくすぐる使用となっております。